長文コメント
| 80点(全体) | (matcha) ,2015-09-26 ,ID:c136278 |
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| 九十年代の走り屋ブームを支えた名作漫画のアニメ化。その第一期。 とにかく主人公が強い。レースの際にも圧倒的に相手側のモノローグの締める割合が多く、淡々と運転する主人公が不気味にさえ思えてくる。どっちかと言うと相手側の立場になって、主人公の恐ろしさを肌で実感するような構成になっているようだ。 ストーリーはびっくりするぐらい王道だが、システム周りの解説やレースの緊迫感が高レベルに描写されているので、決して退屈に感じさせない。むしろ車にあんまり興味なくても見れる、いい調整になってるかも。低スペックマシンに乗りテクニックひとつで相手を圧倒していく下克上感も忘れない。「溝落とし」とか、必殺技が超地味で、リアルでも再現できるかも、と思えるところがまたいい。 モブがいちいち「すげぇ…」「なんだあの86!?」と実況してくるが、これはこれで気持ちいいので気にしない。 現代的な観点から見れば、キャラデザがかなり厳しいか。男はまだマシだが女は…ピチピチのギャルとか言われても、顔面の崩れた痴女にしか見えん。原作の絵からして独特だが、崩れているのか、これで正常なのか、よくわからない。 アニメ作りの話をすると、レースシーンの作画のケチっぷりが凄まじい。運転席のカメラは数パターンでほぼ固定。たまに目がチョロっと動くだけで、あとはほぼ声優によるモノローグ頼み。ノリのいい音楽とCGのスピード感でかなりの部分を誤魔化している。…が、編集のセンスがいいので、これはケチより節約と言うべきか。しかし観客のモブの雑すぎる処理は看過できない。紙人形か。 声優は三木、関、石塚と今となってはレジェンド級が勢ぞろいだが、演技自体は最近のアニメと比べると大味に聞こえる。(それがいいという見方もある) しかし子安はいつ聞いてもテラ子安。 音楽はユーロビートの曲は出来はともかく、流れるタイミングが神がかっている。逆に日常シーンの音楽は微妙すぎる。というか、ギャグが完全に九十年代のノリで(なんか目玉が急に大きくなったり、顔面がモチみたいに変形するヤツ)、それに合わせたベタな曲作りをしているから、そう聞こえるだけかも。 ・総評 アニメとしては余計な要素を削ぎ落としたシンプルな作りで、けっこう観れる。 最近のアニメに飽きてきたオッサンが見ると楽しめるかも。 |
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