アニメ評価データベースさち

新世紀エヴァンゲリオンのレビュー/感想

アニメさちTOP/新世紀エヴァンゲリオンの作品情報/レビュー/個別

90点(全体) (napier) ,2013/4/1

(ネタばれ)自分のなかでは序と破の流れがエウレカセブンと重なるものだったので、エヴァはオワコンだと思っていたが、QでひねってきたようなのでDVDに備えて頭を整理。

大枠としてはシンジが闘いを通して何かを信じるに至ることで不安定な自我を確立するのが目標だと言ってよいだろう。信仰を問題化すること自体が幼稚?いやいや、2千年もの間議論される問題を簡単に切り捨てることはできない。信じられない現実を受け入れろと言ったところで、そのとき結局信じられないということを信じてしまっているから。

ネルフ(神経)もゼーレ(精神)も共に秘密組織ではあるが、実動部隊である前者は表で、後者は裏の関係にあると言える。さらに強引に対比すれば、意識と無意識でもよいだろう。外界との接触によって神経回路は変化する、つまり自我は影響を受けるが、根本の精神は不変。意識と無意識ともに「無」と「死」(人類補完)を欲しているが、両者を仲介するゲンドウ(言動=言葉)のもとに新たに拵えられた自我(シンジ)は、飛ぶ鳥のように軽やかなアスカ(不信)と重々しいレイ(信仰の問題にならないゼロ地点)の中間で、両者にも増して激しく揺れ動くが、最後にはセカイを救うことになる。信仰を求めるがゆえに余計に現実との軋轢に苦しみながら、最後には苦悩を経て現実に根差した信仰だけが、自由と責任に耐えうる自我を育む。

他にも解釈の余地はあるだろうが、サードインパクトと聞いて思いつくのはまず世界大戦だろう。「自由のために責任をもって戦争をする」のは、今を捨てることで、未来に目的を果たそうとする意志だが、今葬り去った自由と責任が将来に取り戻される保証はどこにもない。それで最大限の犠牲を強いたはずの子供たちに向かって希望を託したのだとは、まともな大人が言える言葉ではない。自我の放棄が補完への欲望であり、そういった死の欲動が爆発するのが戦争なら、文字通り爆発させてみたのだろう。

理解している範囲でつらつらと並べたが、よく分からない設定も結構多くて、そこがまた謎めいて良かったりする作品


アニメさちTOP/新世紀エヴァンゲリオンの作品情報/レビュー/個別


無料ゲーム300以上♪
麻雀/RPG/恋愛!!



あにめさちのQ&Aこのサイトについてお問い合わせ


携帯アクセス解析