つまるところベタなメロドラマでしかなく、展開にところどころ無理があったりするけど、それでもちゃんと面白かった。ヒロインが変わるごとに、主人公が別人になったように見えるのは、仕方ないことなのかな。
面白い話はいくつかあるが、そうでもない話も多い。しかし、様々な立場の人々が様々なことを考えながら生きている世界を描くアニメとして、全体的に見て感動的でもあった。
電波女の問題は割と早く片付いて、最後の方は青春女と青春男と呼ぶべき青春話になっていたような。青春の光と影のようなものも感じさせつつ、しかし暗い話にはしないバランスはとても良かった。
中盤までは魅力的なキャラクターで楽しめたが、コウとマドカが登場したあたりから雲行きが怪しくなり、最後はキャラクターの個性を消してまで、小ぢんまりとまとめてしまったように見えた。
前半は人間関係が膠着状態なこともあって、あまり面白くない。もっと言うと、1話のマザーグースの気持ち悪さがずっとまとわりついてた感じ。しかし後半、2年生になったあたりからは急に良くなった。思春期特有のもやもや感が伝わってくるような。あと、女の子が可愛いのも良かった。
ベタベタな少女アニメらしく、大金持ちだとか不良だとか、げんなりするような設定も多いけれど、それを覆すだけの楽しさがあった。
少女たちの百合っぽい日常風景を描写したアニメというよりは、なんでもありなギャグアニメに近かったような。萌えて笑えるいい作品だと思うけど、最終回など、やりすぎだと感じる部分もちらほら。
序盤の展開の無茶苦茶さには惹かれたし、群像劇としても楽しめそうで期待できた。そういう意味では、設定が明かされて話が収束に向かうにつれて、物足りなくなってしまった。しかし、最終回に至ってなおも新たな登場人物を出してくる強引さは、やっぱり魅力的だったと思う。
馬鹿馬鹿しくも純粋なイカ娘がかわいい。ただし、あまり面白くない話も多い。
小説家デビューやアニメ化、コスプレ大会とか、やりすぎな展開が多くてちょっと萎えがちなところもあったが、兄にわがまま言って甘える妹と、妹のために何かと奮闘する兄との関係は、とても微笑ましくて良かった。