物語が要求するフォローを決して忘れず、さりげなく張った伏線を見事に回収し、血のたぎる展開を怒濤の勢いで魅せてくれた脚本陣に最敬礼。終盤の超ゾイドアクションと併せて、日曜朝にテンション上がりまくり。作画はアレだったけど、沼田誠也はいろいろと凄かった。ミィ様よりもコト姉派としては、終盤のコト姉の背景っぷりがちと残念かも。
前半はいろんな方面に媚び媚びの萌えキッズアニメだったけど、シリーズ構成の交替した3クール目から大化け。最高に熱い人と式神の絆の物語でした。3クール目ラストの盛り上がりっぷりは異常。綺麗に伏線を回収し、全てにきっちりとケリをつけた最終回も素晴らしかった。それにしてもモモたんかわいいよモモたん。
ただの萌えアニメかと思ったら、全編ガチの魔法少女熱血友情バトルが繰り広げられる超ステキアニメでした。クライマックスの盛り上がりはホント凄かった。なのはとフェイト、2人の魔法少女の物語としてこれ以上ないものを見せてくれた最終回に、惜しみない賛辞を。
我慢の1クール目、期待しつつ生温く見守った2〜3クール目を超えた先、4クール目に全てがあった。最高潮で突き進むテンションに、3ヶ月間毎週一喜一憂。そして最終回では不覚にもボロ泣き……。最初はウザかったヒロインが、あんなに愛しく思えるようになるなんて。もう大好き。
あの原作を、異なるアプローチで見事に再構成してしまった手腕に感嘆。第7話「地球外少女」、第10話「屑星の空」、第12話「ささやかなる願いを」、第18話「デブリ課、最期の日」はまさに珠玉。あらゆる面において名作と呼ぶべき作品かと。