タイトルからもわかるように主人公は今を生きつつも自らの場所に自身を見いだせていないということを異世界の過酷な体験を通じて導き出す。しかしこの周囲との不一致は彼の強みなのだと思う。最終的に自らの日常を肯定するように見えるが冒頭にララ・ルゥと夕...(続き)
人間は無明領域の中では無機物となってしまうのであるが、エピローグで部分的な物質化なら治癒する可能性があることを示唆される。ただおそらくそんな可能性よりも重要なのはその治療の過程で意志疎通をするための存在が必ずしも人間の意識ではなくても良いと...(続き)
今の今まで最終話を見れなかったアニメの一種。おそらく確実に2期が無いうえに、最終話を見てしまうことでこのアニメに関してなにかしらの最終的な解釈をするのが嫌だったためで、案の定見た後でかなり満足してしまった。
自分がこのアニメにただな...(続き)
地球の許容限界を超えた人類が遺伝子レベルで自殺していくという救いが無い話。ただ許容範囲内に縮小してもこのプロセスは止まらないため、当初この自殺遺伝子を社会に応用した科学者の人口管理的な意図を超えていく。現に人口管理の最たる例であるセカンドア...(続き)
ガンダムのお約束であるコロニー落としやインセストタブーはあるがそれも主題ではなく、他方でニュータイプ論みたいなものは前提からなかったガンダムだったと思う。あえて言えばゼロシステムという強化人間のようなギミックはあるが、それも話の主題とは言え...(続き)
兄に安全な居場所にいるように言われた妹が自分の意思をもってその場所を離れある憧れの人物と危険な旅をしていく話。途中までは単純に自分にそこにとどまるように言っていた兄への反発から彼を探しだすことがテーマだったが中盤で兄に拒絶されたことで旅を続...(続き)
キャラの心理描写や設定、展開などははっきり言ってかなり無理がある。何も考えずに見る分にはいいのかもしれないが、自分としてはビブリオマニアの主人公がナンシーに好意をもった経緯がよくわからないしわずが数名の諜報員が人類を救うという展開にも疑問が...(続き)