全編通して非常につまらなかったです。
しかし良いところが皆無というわけでもなかった。作画はしょぼいけど、後半他のアニメが崩れまくっている中で、元のキャラデザがしょぼい分労力が少なかったためか、崩れることもなく安定していました。後終盤出てきたロボット少女は個性があってちょっと可愛かったです。
序盤から中盤にかけては、主人公に魅力が無いし、イベントは何か起こったと思うと、伏線でもない伏線と主人公のチートによって即解決。本当に無意味なイベントの羅列はあまりに空虚で、これは無を生み出すという逆に壮大なテーマに挑戦しているのではないか、なんて哲学的に思い悩むレベルで糞つまらなかったのですが、終盤は糞からゴミくらいにはマシになっていきました。
序盤からでずっぱりのヒロイン３人が全く特徴も魅力も無くてなんでいるのかさっぱりわからなかったですが、後から出てきたヒロインほどどんどんマシになっていく。作者の技量が向上していったからかもしれませんね。
ヒロインのウチ３人が魅力が無い分ハーレム状態でも嬉しくないですが、もう少しヒロインがマシになればもう少し嬉しいかもしれません。
結局最後まで見ても何でこんなものがアニメ化したのかはわかりませんでしたが、終盤面白さの兆しが出てきたということは今後さらに作者の実力が上がってもっと面白くなって人気がでたのかもしれませんね。だったらそこをアニメ化すれば良いのに。
あとこんなにつまらないのはアニメ化する上での脚本、構成、演出などが非常に難ありだったと思います。このアニメ化じゃあ面白い原作でも相当酷くなったのでは。
そういう点では犠牲になったのが異世界スマホで本当に良かったです。
