スキューバダイビング青春作品。ARIAとは違う楽しみ方が出来る作品で、現実に近い喜びや苦悩が描かれている。この作品はポジティブとネガティブな二人の主人公を基に物事はあらゆる見方があって、捉え方で世界は変わるという事を教えてくれる。それをスキューバダイビングで海に潜る事によって未知のものに触れていく事と上手く掛け合わせている。人間の曖昧さと海の底知れぬものへの探究は良く似ていてどちらも不安と希望が入り混じっているものである。しかし、不安なくして希望はないのだから進んでいけという事をぴかりは教えてくれる。ぴかりの言う事は深くもあり温かさも兼ね備えている。ARIAよりも人間の生き方を考えさせられるストーリーになっているように思う。
アニメーションも素晴らしく、美しい作画と音楽はARIAの頃から健在で演出も非常に良い。どこを切り取っても美しい作品なので是非オススメしたい作品。
