前半の、オムニバス形式で一つ一つ事件を解決していく流れでは、様々な猟奇殺人や、それによって苦しむ被害者、または加害者の心情を体験することができ、なかなかにミステリーホラーを楽しむことができたと思います。
しかし後半からの、一番最後の事件を解決するまでのパートに入ってからはストーリー進行のテンポの悪さと、突拍子のない突然な展開についていくのが難しく感じました。最後まで前半の勢いで通してくれていたらかなり評価は変わっていたのかなと思います。
この作品はミステリーではありますが、推理ものとはまた別物かと感じます。事件の謎そのものを魅せるのではなく、事件発生から解決までの一連の人間ドラマを見て楽しむようなかんじでしょうかね。名探偵コナンみたいな。
猟奇的な事件を取り扱っておりますので、殺害方法自体はかなりグロめですが、それを見るキャラクターの反応や演出はわりとあっさりしてますので、グロが苦手な方でも意外と抵抗無く視聴できるかもしれません。
