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93点(全体) (shinimai) ,2010/2/11

《概要》
押井版攻殻の二作目。草薙素子が人形使いと同化した後日談としてバトーとトグサを中心にしたエピソード。一応、原作の漫画でのアンドロイド暴走事件を元にしているが、さまざまな点でオリジナルの作品といってよい。

《感想》
たぶん10回以上見ている。それほど分かりづらいが、それほど素晴らしいと言える作品だ。一度で理解しようとするのは無理なので、最初は気楽に見ることを勧める。実際に初見では寝てしまった(笑)。そして何度も見るうちに独特の雰囲気に魅了されてしまった。

基本的なテーマは原作と通じる。ロボット(AI)と人間の違いである。ただし、押井版の一作目が人間と自我に焦点が当たっていたのに対して、イノセンスは人間とロボットの外見に焦点が当たっている。だからロボットといってもAIの話にはならず、人形の話が中心である。
難解なセリフや引用が多数あって最初は戸惑うが、別に分からなくても問題ない。実際、作中で触れるように、衒学的な会話は電脳化によってリアルタイムでデータベースにアクセスしているためだ。グーグルで検索しながら会話しているようなもんである。

映像の素晴らしさは一見しただけでもわかるが、何度見ても良い。コンビニの襲撃、祭、キムの豪邸のシーンなど夢のような視覚体験。川井憲次の音楽も素晴らしい雰囲気を作っている。
少佐が好きにとっては少し物足りないかもしれないが、バトーの寂しくハードボイルドな独身生活の描写もいいと思う。

00年代の映画アニメーションの傑作。

《おすすめポイント》
攻殻シリーズでは一番とっつきが悪い。アニメファンよりも映画好きの方がしっくりくるだろう。フィルムノワール的な雰囲気やゴシックな背景、ハードボイルドな脚本、エンターテイメントとはいえないが、最高にかっこいい雰囲気を出している。この雰囲気はSACには無い。

作画的にはテクノロジーを駆使した所も良いが、うつのみや理によるバトルシーンも必見である。

《総合ポイント》【93】
 ストーリー・シリーズ構成…8
 作画…10
 音響・音楽…10
 キャラクター…9
 声優・演技…8
 背景美術・色彩設計…10
 プロップ/メカニックデザイン…10
 演出・効果…9
 脚本・台詞…9
 その他(雰囲気・世界観など)…10


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