(ネタばれ)まず、この作品は面白いと言えば面白いが、二期は無理なアニメだと
思った。
そもそも日本政府が引きこもり経験のあるダメ人間を国家機密の
娯楽文化を宣伝する大使に任命するのは良いが、オタク文化を
侵略の手段に使うのは無理があるし、自衛隊を暗殺部隊にしては
ダメだろうと思う。それこそ隣国から「日本政府は信用ならない。
戦争したい国だ」と誤解され、自分でアニメ産業を潰す原因を
生み出す可能性に気付いていない。
パロディや演出、展開などは良かったけれど、やはり最終話で
あれだけキナ臭い日本政府とまた国交を続けようとする帝国に
違和感が強く、どうしてもご都合主義に逃げてしまったのが
残念でならない。せめて、主人公が帝国に亡命し、異世界の
扉を壊して、日本人としてではなく、エルダント人として
ヒロインと生きていくエンディングの方がスカッとしたと思う。