(ネタばれ)ネタバレにご注意ください。 20
これに共感を覚えるようだと人としてどうかと思うような第1話の最悪に近い印象から、今日見た第3話までにはキャラクターに感情移入するまでになりました。北風と太陽のようなやり方でしょうか。(この際は北風としては、太陽のアシストをする意図を持ち合わせていなかったのでしょうけれども。)
ああこれは作者の思うツボまっしぐらなんだろうなとも思いましたが、よく考えてみれば作者の思うツボになることが最も楽しめる状態なので、上手に誘導してくれたことに感謝しています。(失敗なら「あざとい」と言われるわけですな。)
ステレオタイプなライトノベルのやり方を端々にあざとさも感じますが、次の展開を予測できないというよりは次の展開を連想させないなにかを感じて、そういう工夫がどこの発案なのかにとても興味があります。
動画:8/10
美術:/8、510
音楽:9/10
OP:9/10極めて美しく、柔らかで、優しく、心地よい歌声にゾッコンです!
ED:8/10
キャラクター:9、5/10劇中で「死んだ魚のような目」をしていると指摘されたキャラもいますが、そんなキャラクターたちが水を得た魚のように活き活きと、自分らしさを発揮しています。
よく動いているだけでなく、初期配置からの相互関係に深さを感じさせるようになっていて、この作品は巧いという印象をさらに感じさせてくれました。
演出:9/10
ストーリー:9/10
ジャンル加点:/10
印象:9/10ぼっちを見ていると、ぼっちの心境を赤裸々に語られると、心のどこかに痛みを感じるような、見たくないような気分になりますね。
それにしてもヒッキーのぼっち歴=おそらく年齢の徹底ぶりは、彼の将来を本気で心配になってしまいます。
ぼっちが通用するのは学生の間だけですから、いつかは彼もどこかでぼっちをやめねばならない時が来るわけです。
奉仕部との出会いが、きっと彼の人生においても良い転機となるものと期待しています。