(ネタばれ)ストーリーとしては，鉄板スポ根系のそれと同じようなもので，困難を努力で乗り越えていくストーリーです．が，そらが努力を怠るということは当然ないので，そこで何が問題になってくるかというと，努力の方向性やそれを支える精神が正しい方向にないと成功しないということです．これには自分もサッカーをやっていた身であるので，非常に共感できました．直面する問題に対して，これほどまでに努力の部分に焦点を当てている作品は多くないと思うので，これがまずすばらしいと思います．
またほとんどの登場人物に対して，心理描写，バックグラウンドの説明が非常に丁寧になされているので感情移入しやすいようになっています．個人的には最後のシーンなど盛り上がる部分では涙なしには見られませんでした．傍から見ると無茶なシーンにしか見えない，物理的におかしいって思うかもしれませんが，全部見るとすべてが納得いくように作られているように思います．
長くなりましたがまとめると涙が出るくらい素晴らしい作品です．カレイドスター見ずして死ぬのはもったいないといえるくらいだと個人的に思いますが，信者っぽくなるので外では言わないようにしてます．
