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GOSICK -ゴシック-のレビュー/感想

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80点(全体) (go_mans) ,2014/9/20

原作未読。

 確かにヴィクトリカは可愛らしいですが、個人的にはそこまで好みのキャラ類型ではない。ミステリーとしては、アニメとはいえ原作者の重さか、トリックに関しても幽霊の正体見たり枯れ尾花、でもその背景には苦難があって、という類が多かったように思う。ミステリー分を好んで摂取するほうではないので、事件やトリックに関してはろくな評価は下せないが、そこの苦難の部分に時代背景が絡むことによって、色鮮やかなんだけどどこか仄暗い世界が、WW1を終えなお戦争の火種を抱え、科学と宗教のせめぎ合うヨーロッパという舞台を際立たせていた。この作品世界は魅力的で、毎回堪能できていたのが今となっては幸せだったようにすら感じる。

 ヴィクトリカとその出生を巡り、静かに、しかし大きく動いていくソヴュールという中で、己の運命と向き合うヴィクトリカは無論、ストーリーの背骨ともいうべき存在。だがそれだけに、ある種のシナリオにおける要の<部品>としての役割も負っていて、彼女をキーにして久城はじめ、主要キャラたちがそれぞれ関わっていくさまは、彼らの立場や性分等を浮き彫りにさせた。その観点からいえば、各々それなりに筋の通った言動を取っていて、描き込み不足の指摘は当たらないと思う。

 とまあ、ここまでべた褒めなんだけど終盤にかけての結は急転直下、一気にクライマックス、ハデすぎて、おまけに戦争の苦境の描写も割とキツく、それまで築き上げられた世界観に背くような始末で大幅減点。特にあの大立ち回りは、それまでさほど人間離れした運動をするキャラがいなかった中において汚点ですらあると思う。必要とも思えない。

 蛇足なことをいえば、OP・前期EDともに世界観にもマッチしていて好きだったんですが、後期EDはちょっと壮大で険しすぎて、ちどうかな……。
 それから、ヴィクトリカ役の悠木碧さんは評価通り、名演でした。今でも自分にとり、悠木碧といえばヴィクトリカのイメージ。


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