(ネタばれ)カズマの様なキャラが意外と新鮮で見るのが楽しく、物語も続きが気になるし、メッセージ性も強く、中盤まで稀にみる面白さだった。
しかし終盤の、犠牲ありきでラスボスを倒すという流れが、あまりに予想通り且つつまらない展開で、この作品を嫌いになりそうなほど腹立たしかった。(キャラクターに愛着沸き過ぎて)
伏線は回収済みで、あっても死亡フラグの回収のみ。特にアツい展開もない。シェリスと水守の恋の行方は、片方が犠牲になるという簡単な結末。それも、一旦無駄に劉鳳を殺し、シェリスが身代わりという、最初からシェリスを犠牲にさせるためだけの流れにイライラ。このタイミングで劉鳳が覚醒するならまだしも。フラグたちすぎで感動もなければ意味もない、無駄なキャラの死は本当に萎えた。
そして、おそらくかなり強いと期待していたクーガーが、戦闘においてほとんど活躍を見せず、その強さに感動することがなかったことや、ラスボスの無常矜侍は小物臭が強く、戦闘が最終決戦のみで相対的な強さが分からず、主人公陣が苦戦しているのが謎でもどかしい等、「強さの演出」がいまいちだった。
また、アルターの結晶体が簡単に無常矜侍に吸収されたのも拍子抜けした。
終盤だけなら50点くらい。それまでかなり楽しめたのとOPとEDが合ってて良かったので高めの点数。
