(ネタばれ)※推敲
メインキャラの4人(黒、銀、猫、黄)を中心に2話完結でストーリーが進んでいきます。前半はサイドストーリーの組み合わせ、登場人物の紹介も兼ねています。そして後半は主人公黒の因縁の相手(アンバー)出現により、メインストーリーとサイドストーリーが同時並行で進みます。
メインとサイド、このようにわけましたがメインの方が出来がいいというわけではありません。むしろどちらもよく練られていると思います。自分は両方面白いと感じたので1話から最後まで通して楽しむことができました。
ジャンルは契約者という能力を持った存在によるバトル物なんですが、バトルシーンはさほど多くありません。多くはありませんが手を抜いてるわけではないのでご安心を、こちらも楽しめます。
ただどちらかといえばメインの4人、そしてそれぞれのサイドストーリーで根幹を成す人物(千晶、舞、ハヴォック、凱&キコ、アリス…etc)の人間性、あるいは生き様を中心に描いています。2話完結で丁寧に、且つ伏線も交えながら人の生き様を描いているので、バトルシーンよりも魅力的です。結構シリアスだったり暗かったりするので人を選びそうですが、自分はどストライクなので大ハマリしてます。
メインの4人の微妙な距離感も心地よいです。
またサイドストーリーを通じて、それぞれの心境や考え方が変化・露呈していく様もいいですね。早すぎず遅すぎず、ちょうどいいタイミングで変化を感じ取れます。主に13話以降からです。
その過程を経て少しずつですが4人の距離感が縮まるのもいいです。合理的な判断をしてきた人間・契約者が仲間を助ける為に非合理的な矛盾を生み出す。
志保子を逃がそうとした黄を黒が見逃す19、20話。敵の総本山に捕らわれた猫を3人で助ける21、22話はより顕著でした。
主人公が大食漢以外地味な青年という設定もよかったと思います。表向きは海外から来た留学生で地味な青年、でもその正体は組織に雇われた契約者『黒の死神』…このギャップにより黒がすごく映えますよね。かっこいいです。
菅野よう子さんが手がけた曲の数々も物語にマッチしていて好印象です。
既に4周しています。それぐらい大好きな作品なのでべた褒めしちゃいました。合うかどうかはその人次第ですが、レンタルでもいいので是非とも手にとってほしい作品です。