細田守監督の代表作の一つで良作品。少女から一人の女として成長していく様、ずっと友達でいたかった相手に恋愛感情を抱くのが怖いという思春期の感情。物語のクライマックスではぽっかり空いた心の穴と灼熱の夏空に積み重なる入道雲…。この対称的な表現がより切なさを引き立たせていて凄くいい作品です。
声優は素人ではあるものの評価点が下がることはないです。逆に作品に自信があったからこそ声優を選ばなかったとも捉えています。良く出来ている作品だけに声優の出来だけで評価点の大半を決める行為そのものが悲しいです。私はこの作品をオススメします。